のっぺり

基本的にネタバレに配慮しません。アイドル(ほぼハロプロ)、漫画アニメゲーム、本、ごはんその他の話

2023 読書記録

テーマは「SFを読んでみる」でしたが、去年の「ミステリを読んでみる」に引き摺られたのか全然読んでない!来年こそは!

★は特に好みだった作品。

 

小説

『しろがねの葉』千早茜

『夜が明ける』西加奈子

『クロコダイル・ティアーズ』雫井脩介

占星術殺人事件島田荘司

イリヤの空、UFOの夏』その1 秋山瑞人

『地図と拳』小川哲

『荒地の家族』佐藤厚

『嫌いなら呼ぶなよ』綿矢りさ

『硝子の塔の殺人』知念実希人

『赤と青とエスキース』青山美智子

『光のとこにいてね』一穂ミチ

『此の世の果ての殺人』荒木あかね★

『この世の喜びよ』井戸川射子

『ユーチューバー』村上龍

『汝、星のごとく』凪良ゆう

『爆弾』呉勝浩

『極楽征夷大将軍垣根涼介

『#真相をお話しします』結城真一郎

『踏切の幽霊』高野和明

『方舟』夕木春央★

『骨灰』冲方丁

『君のクイズ』小川哲

『名探偵のままでいて』小西マサテル

木挽町のあだ討ち』永井沙耶子

老害の人』内館牧子

『5A73』詠坂雄二

十戒』夕木春央

『幽玄F』佐藤究★

 

教養

『13歳からの地政学』田中孝幸

 

実用・自己啓発

『DIE WITH ZERO-人生が豊かになりすぎる究極のルール』ビル・パーキンス/著 児島修/訳

 

エッセイ・ノンフィクション

『親になってもわからない 深爪な子育てのはなし』深爪

鎌倉〜室町時代がキてる

恥ずかしながら日本史を全然勉強してこなかったためにちょっとドン引きするレベルで全般的に疎いのですが、ここ1〜2年で少しだけ、鎌倉〜室町時代に詳しくなりました。ほんとに少しだからまだ一般教養にも及んでいないと思うけど。

 

きっかけとしてはやっぱり『鎌倉殿の13人』を観て面白かったというのが大きい。そして同年直木賞候補になった『女人入眼』を鎌倉殿の北条政子像と対比させながら読んで、いわゆる歴史モノの面白さを知った。出来事が同じでもキャラクターがこんなに違って見えるとは。ただそれを面白がれるにはベースの知識が必要なのに、自分にはない。直木賞の候補になった作品は出来るだけ読むようにしているけど、歴史モノは題材になった人物や時代のことをよく知らないと何が何だかのまま終わってしまうこともある。どうやらこの人物の新しい解釈を試みていて新鮮らしい、とか。気付かない。

そして実在の時代を描いているだけに、登場人物が現代人にはない価値観を持っていて、それが真に迫る。自分の生きている今の、当たり前に大切にしていること、多くの人が大切にしているだろうこともこの流れの一部であるということを実感するし、時には乗り切れない自分も勇気づけられる。諦めとも言えるかもしれないが。時代なんだな、という。

 

そして今年直木賞を受賞した『極楽征夷大将軍』がまた面白かった。鎌倉殿と女人入眼で掴めたのは鎌倉時代でも最初の方だけだから、時代としてはちょっと先の話だが、あ、北条家ってやっぱりあの後もあの感じで行って自滅したんだ…と、入っていきやすかった。現代の視点からの解説を挟みながら話が進むのも助かった。

で、これから同時代を題材にしているであろう『逃げ上手の若君』を読もうとしている。ジャンプでたまに読んでいたけど、無教養のあまりなんだかぼんやりした認識のままだった。

極楽征夷大将軍も逃げ若も軸に足利尊氏が据えられているけど、主人公ではない。キャラクターこそ全然違うけど、この扱われ方が日本史における足利尊氏なのだ、という感じがしてこれまた歴史モノならではの楽しみ方ができる気がしている。

とりあえず電子版で購入していた分は読み返してみた。わかる…!歴史の流れ…!あと本郷和人先生の解説も面白い。学生の時にこういう風にエンタメの方で触れられていたら、日本史も楽しんで勉強できただろうか。

ゲームのBASARAとかもやってないもんなぁ。ヘタリアも触ってないし。

これからはエンタメ方面から歴史に触れつつ、もうちょっと学術的な本にも当たっていこうと思う。いやまずは教科書からかも。

グレーのアイシャドウ

グレーのアイシャドウはどこで買えばいいんだい。

マスク外す機会が増えてきて、いつ買ったのかもよう分からんアイシャドウがだいぶ少なくなってきたので新しいのがほしい!

でも!こんなに雑メイクだから高いやつじゃなくていい!プチプラで!

 

今まで(と言っても年単位で昔)はKATEに一つくらいはグレーのアイシャドウパレットがあったんだけど、数年前からブラウンに力入れてるのか?純粋なグレーのがない。今使ってるのは

グレー系のブラウンじゃなくて、グレーのがいいんだよ〜売れないのかねぇ。

 

ただでさえ存在しないのに欲を言うと、締め色だけマットで他はツヤとかラメとかパールのがいい。パレットが良いのはグラデーションが作りやすいから。

ヴィセの単色のクリームシャドウがあるんだけど、グラデーションが難しかった…普通に塗るのが難しい。これ指で!?指でいけないと思うんだねぇ!筆でもいけんのかなぁ。

アスミカケル

藤田ニコルさんの旦那さん、どこかで見たことあるな〜〜と思いつつ思い出せずついに調べました。ハイローのキジーちゃんでした!あースッキリ!!

 

今週のジャンプのアスミカケルの話します

 

よく知らんとか元々競技者として知り合った女性はまだしも、大牙さんのことまあまあの好意持っててスパーリングは無理じゃないのかい二兎くん!

 

と思ってたら、

 

メガネ好きすぎてメガネ外したらスンッ…てなれるってこと!?!?!!!そういう…スパーリングの…建て付け!?!?

あの組み合ってるコマ、寧ろ二兎くんに本気の香りが漂ってて色っぽいっていう…大牙さんは楽しそうで可愛いです。

 

川田先生の漫画の好きなところは、キャラクターの個や我の強さと、一見熱くて白黒きっぱり決めてきそうな作風なのに、必ずしも決めず正しさに依らないでバランスを取る時があるところです。

やりたいことと正しいことが違う時、やりたいことをやる時もある。たとえ一番正しい方法じゃなくても。

そういう人間の微妙さを持って、でも頑張っている登場人物の姿が心に響きます。

アスミカケル

ウワーッ今週のアスミカケルめちゃ面白かったー!

展開は早いけど火ノ丸相撲ほどの勢いではないんだな〜と思ってたんだけど、ここまでが長めのプロローグだったんだ。

今回50点の日常の話が出てきて、あ、1話からここまで一塊の話なのね!と思って1話から通して読み返してみたら更に面白かったです。早く単行本が欲しい。

二兎を追って二兎を得ようと頑張る二兎くん…の二兎って名前なんだろか。ぜひ全部頑張ってほしい。火ノ丸相撲でもラブコメパートめっちゃ面白かったからもしラブコメがあるならそれも頑張ってほしい。ウワーッ!ホテルに行くのか!?高校生はダメだからやっぱプロ篇かー!?

あと正直…一狼がフィクションのキャラの好みのストライクゾーンに入ってそうな気がして…見極めていきたい…なんだ?あの妙なエロさは。好きな気もするけど、まだまだ掴みきれていない。ただ一狼は展開的にしばらく出てこなくなりそうな気もする。たまにでいいんだよ…本誌に顔出してやってくれよ…🙇

 

登場人物はこれから増えると思うので、二兎くんが色んな人の間で色んな顔を見せてくれるのが楽しみ。

ヴィンランド・サガ SEASON2

暴力を解禁した時のアシェラッドの囁きが…良かったなぁ〜

この作品は暴力を否定しようとしていて、そのメッセージを痛いほど感じるし、意義も理解するし、現実の暴力は無くなればいいなとは思うんだけど、同時にフィクションにおける暴力をいかに好んで摂取しているかを痛感させられてしまう。

耐えるトルフィンに行け!やってまえ!とフラストレーションを溜めた回数は1回や2回ではない。フィクションの暴力や闘いを好んでいることを認めざるを得ない。やっぱりブリテン編のトルフィンのことが好き。

 

そして戦争を止める方法が力を持ってきた者だからこその振る舞いだったり、王様が武力をちょっと手放してもそうはならんだろうな…という都合の良さがあったりはしたんだけど、そこに至るまでの足取りが丁寧で、演出も作画も良く、特にトルフィンとクヌートの対話にはグッと引き込まれたので、最終的には何だか良かったな〜という感想になった。

たぶん現実世界で話の通じる人間はこんなに多くない。クヌートの存在が作品世界のバランスの落とし所なのかな。それでも人間はもっともっと分かり合えない!という思いがあるんだけど、画力(えぢから)とキャラクターの気持ちが乗った演出があるとやっぱり見ちゃう!力強いアニメだった。