映画の感想まとめ。ネタバレ含む。
ウォッチメン
ジャスティス・リーグのスナイダーカットが好みだったので、こちらもディレクターズ・カット版を鑑賞。
絶望や無力感をこれでもかと感じさせる作品だった。ヒーローものだからこそこれをやるのか、ヒーローが人間である限り世界のこの一面から抜け出せないことを描いているのか。目的はなんなのか。
登場人物の悲喜こもごもがごった煮になっていて、どのキャラクターにも入れ込むことがなかった為、唐突な展開には少し笑ってしまった。離れて見れば喜劇とはなるほど。それを狙った演出という訳ではない気がする。たぶん。
ハリー・ポッターと賢者の石
主人公三人が記憶よりちっさくて微笑ましい。『ホーム・アローン』のクリス・コロンバス監督ということで、魔法の世界に初めて触れたハリーのワクワクと、子供だけ、子供自身の力でやっていることの危なっかしくも希望に溢れた様子が伝わってきて、やはり微笑ましかった。
ハリーに都合が良すぎない世界なので安心して見られる。ネビルが敢闘賞だよなぁとか。
ハリー・ポッターと秘密の部屋
監督が同じだけあって、雰囲気は賢者の石と似ている。
原作を読んだ時に、手洗い場がどうやって開くのか全然想像出来なかったことを思い出した。なるほどこうやって開くのか。本作に限らないのだが、衛生的に許容し難いレベルの汚い描写が多いのはなんでだろう。トイレとか鼻くそとか。
パーフェクト・ブルー
初めて観た訳ではない。2回目だと思うが、人生の10本に入ろうかというくらい好き。いつ観てもカットの繋ぎが素晴らしい……
序盤の未麻は如何にもアイドル的な顔しか見せないために、苦しみの描写との落差が大きい。別に苦しんでいる人間を見るのが好きな訳ではないのだが、どうもこういう映画が好きだ。その苦しみの原因が主に自分の理想と現実のギャップにあるという物語が好きなのかもしれない。『ブラック・スワン』然り。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
急にみんな大人になった。色味も全体的に青くなった気がする。話もシリアスになった。ゲイリー・オールドマンって観る前は全然イメージ違って*1、観終わってもやっぱりイメージ違うんだよなという印象だった。
全然関係ないんだけどM-1グランプリ2020のスピンオフ観たら虹の黄昏が「ハリーポッターとアディダスのカバン」とか言っててめちゃくちゃ笑った。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ほとんどグリフィンドールとスリザリンの話なので他の寮よく分からんまま終わるのかと思ったら、ここに来てハッフルパフ。しかもロバート・パティンソン!
と思ったらあっさり亡くなって退場し、驚いた。賢者の石の頃のワクワクキラキラの世界ではなくなっている。
あと結末を知ってから見てみると、ロンは明らかにハーマイオニールートに入っている。ハーマイオニーがロンルートに入っているというよりは、ロンの方が入ってる。