のっぺり

基本的にネタバレに配慮しません。アイドル(ほぼハロプロ)、漫画アニメゲーム、本、ごはんその他の話

まとめ10[映画感想]

映画の感想まとめ。ネタバレ含む。

 

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間

ホビット族のサイズ感を出すための撮影をどうやってるのかが気になりすぎて集中できなかった。調べたところ大方遠近法やダブルを使ってなんとかしているらしい。時折違和感もあるものの、ホビット族はあの世界にしっかり馴染んでいた。また、フロド(イライジャ・ウッド)はゲームのキャラクターのような顔立ちで、まるで現実味がなく世界観にハマっていた。

プロットについては起承転結の承が続いて終わったという印象で、一本の映画としてはあまり起伏を感じられなかった。

 

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔

国とか世界がピンチなのに意地張ってる場合じゃねえだろ、という場面が多すぎた。せめて王族は大局のための自分というプライドが高くあってくれ。*1

画が凄いのはなんとなく分かるのだが、CG全盛の今に見てしまうとありがたみが薄れてしまっているのかもしれない。

モノマネしたいキャラクターはゴラム。

 

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

MVPサムやんけ。

フロドは指輪を持つのが自分でなければと言ってる割には普通に惑わされてまくっているし、サムが居なかったら即死のシーンが多い……最後サムが幸せそうにしててほっとした。誠実で勇気があってすごい奴だ。

 

キングスマン

スパイお祭り映画。*2スーツの良さを教えてくれる。

エグジー(タロン・エガートン)は元からカッコいいけど、スーツで5割増しになっている。スーツすご。しかし、あの初々しい感じはスパイ映画ではあんまり見ないかもしれない。スパイものでは登場時点で完璧超人のキャラクターが多いから。コリン・ファースがその役だったけど、結構退場が早かった。*3

トレインスポッティング』的なルール無用のイギリスと、如何にもクラシックでスパイ映画に出てきそうなイギリスが両方ある世界観も新鮮だった。

 

THE GUILTY/ギルティ

場面転換ほぼなしで全てを完結させる、挑戦的な作品。電話の向こうの光景を想像せずにはいられない。何も見えない中でなんとか理解しようとして、自然と主人公のアスガーに感情移入してしまう。モチーフからして如何にもミスリードがありそうだが、意識させすぎるわざとらしさもなかった。

最終的に大きなカタルシスを得られる訳ではなく、寧ろ無力さを思い知り暗い気持ちになった。ストーリーには救いもあったけど、鑑賞者を救うための救いではなかったように思う。この、全てがままならないところに本当らしさを感じたし、スッキリさせられなかったからこそ心に残り続けそうな作品だった。

 

ザ・セル

羊たちの沈黙』をキャッチーに、ビジュアルの装飾に凝って作られたような印象。

ジェニファー・ロペスがめちゃくちゃ綺麗で、エキゾチックな衣装とヘアメイクでも美が爆発しているのが見どころ。ジェニファー・ロペスに色んなコスプレをさせたいというのが一つの目的なのかもしれない。

ディーン・ノリスはブレイキング・バッドのハンク以外では初めて見た。ここでも警官。警官顔なのか。

*1:自分がそういう趣味なので、フィクションではそうあってほしいと思います。

*2:マーク・ハミルサミュエル・L・ジャクソンが出てくるのもお祭りだから?作品にスターウォーズ感は全くないけど

*3:コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィルを見た時にも思った。最終的にはジェームズ・ボンドにキャスティングされなかったしダニエル・クレイグはあまりにもハマっているけど、この人のイギリススパイ姿も見てみたいんだよな〜と感じさせる俳優が、どこかでイギリススパイを演じているとちょっと嬉しい。周りが放っておかないか。