映画感想。ネタバレあり。R18作品含む。
ザ・ドア 交差する世界
マッツ・ミケルセンが流暢にドイツ語話しててちょっとびっくりした。軽くググったら4〜6か国語習得しているとか。ヨーロッパ諸国は言語体系が多少似ているとは言え、流石に外国語の習得は難しい……よね?後ろ髪がはねてるのはこういう髪型……なのか?
奥さんとお子さんが逃げ出せたのはよかったんだけど、勝手な人たちの勝手具合が凄まじすぎてあまり救われた気分にならず。特に元の世界の奥さんが気の毒すぎる。
レミニセンス
恐らく一番見せたかっただろう、記憶の中の彼女とのシーンがとても感動的だった。このシーンを撮るための映画と言っても過言ではないかも。
ただそこに至るまでにあまりハマらなかった。昼夜が逆転し海に沈んだ世界観も独特だったし、記憶の世界にのめり込む人の描写もあったり、面白そうな素材が多かったけど、不思議と。登場人物に序盤から入れ込むには時間が短かったのかもしれない。
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
悪趣味だけど極まってる感じはしない。
ハーレイはやっぱり良いキャラだったけど、ジョーカーがいる時がやはり最高と思ってしまった。周りの人間を振り回し切れてないような気がしたので。
マトリックス レザレクションズ
マトリックスらしさもありつつ、時間が経ったことは物語に組み込みつつ、時代に即したテーマもありつつというバランスの作品だった。内容を振り返ると上映時間が少し長いように思う。
一作目のモーフィアスの確信ぶり、宗教に由来する神秘的な雰囲気が最も好きなので、モーフィアスがすっかり失われてしまい寂しい。
もう一つ見どころと思っているアクションは、2人乗りバイクでドリフトを背面から映したらやら銃をすごい体勢で打ってたりやらカッコよかったんだけど、ネオのメインアクションが手から波動みたいなやつになったのはちょっと物足りなかった。
アンノウン
エンタメサスペンス。エンタメしたなぁ〜という。恐らく脚本を書いた人の思い通りに思考を振り回された。
主人公が改心する前にやってたことがいくらなんでも酷すぎるんだけど、心機一転新しい人生、という展開が不思議とモヤモヤしない作品だった。
愛のコリーダ
局部にぼかし修正が入ってるんだけど、それを馬鹿馬鹿しいと思うくらい描写に凄みがある作品だった。この修正いる?感が強いというか。
あってもなくても十二分に刺激的で官能的なので、じゃあノイズになる分要らなくないかと思った。いや法律上必要とか裁判になったとかそういうのは分かるんだけど。作り物の局部には修正が入ってないのもなんだか可笑しくて、少し冷めてしまった。どっぷり浸れる作品だっただけに惜しい。
もはや居心地が良いのかもよくわからないのに進んでズブズブになっていく様子、我に帰れば不思議だけど、泥沼の気持ちよさを分かってしまうような気もした。単に愛し合っていたとは表現し難い。
どろどろに溶けていく二人の世界に終始しているんだけど、本当の二人きりにはならないところが映画っぽく、観客を置いてけぼりにしないので入り込めたと思う。