のっぺり

基本的にネタバレに配慮しません。アイドル(ほぼハロプロ)、漫画アニメゲーム、本、ごはんその他の話

ウルトラマン予習した[特撮感想]

シン・ウルトラマンに備えて、ウルトラマンを予習した。世代的にはリアルタイムで視聴できたのがティガ以降。円谷プロの配信サイトですぐに観られて、なんとも便利な時代になったと改めて感じる。

 

GWに全39話をバーッと観たのだが、普通にハマってしまった。

そもそも、特撮方面には詳しくないが、昔からウルトラマンのデザインが好きで、ウルトラマンの登場シーンばかり集めた総集編?のビデオを繰り返し観ていたのだった。ゾフィー兄さんがずっと喋るやつ。多分これ。ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団 - Wikipedia

ウルトラマン、美しい…

 

所感。

ウルトラマンがハヤタ隊員と一体となったのは事故が原因だったのか…割とウルトラマンとしっかり会話してて驚いた。

・変身する時の静止画のカット(拳を前に出したポーズ)がかっこよくて好きだけど、シン・ウルトラマンではやるんだろうか。ノリが合わなそうだから無理かな…

・科特隊の作戦は結構失敗率が高く*1、でもウルトラマンに頼ろうという想定が全くないのは、放送されてる事件はうまく行かなくてウルトラマンが来た時のもので、そうじゃない時もあるからなのかもと思った。つーかウルトラマンが登場する仕組み知らないんだから頼りようがないか。

・と思ったらイデ隊員はそれで悩んでた。キャップ以下皆立派だけど、ジャミラの件然りしっかり悩む彼の姿は魅力的だった。

Wikipedia情報によればウルトラマンスーツアクターはデザイナーの方が強く希望した方を指名したらしく、道理で美しい訳だ。手脚が細く長い。ザラブ星人の偽ウルトラマンと、はっきりとは並んでいないけどスタイルに差がありそうだった。こんなぴっちりしたスーツもし自分が着たら大事故だ。

・怪獣の被害に関して、登場人物が何らかの責任を感じてなんとかしようとするシーンが辛いな。こんなんどうしようもないよ。気持ちはわかるけど。

・なんとなく不穏に終わる回が印象深い。ガヴァドンの回でたくさんの子どもたちの落書きに囲まれたり。ジラースの回のなんとなく悲しい感じとか。

・なんか構図がかっこいいな〜と思った回は円谷一監督回だった。映画っぽかったり奥行きがあったり。

・構図が面白いな〜演出もバキバキだな〜なんだこのリズム感は〜って思った回は実相寺昭雄監督回だった。初回であるガマクジラの回は、反射を使うことに拘られてたりフジ隊員の顔をねっとり撮ってたりしてなんだこれはって思った。ガヴァドン回の土管で奥行きを出すカットがかっこよかったな…

22話尖ってんな!と思ったらやはりだった。怖い。

好きなのはスカイドン回。

・もし庵野監督がこのあたりから影響を受けているのならば、エヴァを観てなんとなくザワザワした気持ちになるのは構図のせいなのかも知れない。画面の半分以上が主役以外の何かで埋まってたり、不思議な形になってたり。

・大きさがいいよねウルトラマンウルトラマン光の戦士なのに夜の方が映える。夜だからこそか。

ウルトラマンに変身してる時のハヤタ隊員の描写がさまざま。いなくなったり気絶してたり。31話では変身する時にビルぶっ壊してた。道義的にどうなの…となるかもしれないが、画的にかっこよくて気持ちよかった。

*1:ネロンガの回で発電所普通に壊されてたのも、ゴモラの回で大阪城だけは守らなければ!からソッコー壊されてたのも、あまりにあっけなかった。壊してナンボの映像であるのは分かるのだが。