のっぺり

基本的にネタバレに配慮しません。アイドル(ほぼハロプロ)、漫画アニメゲーム、本、ごはんその他の話

虚無を飲む

いつだったか350mlのノンアルコール缶ビールの試供品をもらったのをすっかり忘れていて、冷蔵庫に入れっぱなしのまま、まあまあ賞味期限が過ぎてしまっていた。

普段、家でノンアルコールビールを飲む機会というのはさっぱりない。まず第一選択として普通のビールを飲む。アルコールは飲めないけどビール飲んでる感じの雰囲気を出したい機会は外に居る時、人前で勃発することが多い。特に会食にセンシティブにならざるを得ないこの社会情勢になってからは。

 

ノンアルコールビールが冷蔵庫で冷えている間、いくつものビールやらワインやらが入ってきては先に出て行っていたはず。と思うとやや申し訳ない、あとは多大なる勿体ない気持ちがあり、朝っぱらから録画したアニメやらドラマやらをつまみに飲むことにした。

しかしこの半年ほど油断に油断を重ねた生活をした結果、今、レコーディングダイエットを余儀なくされている。摂取カロリーは減らせればはっきり結果に繋がるわかりやすい指標だ。

別にそこまで飲みたいわけでもない、ただ勿体無いという気持ちで、アルコールの入っていないビールに貴重なカロリーを割いて良いものか?ていうかカロリーはいかほどのものか。缶をよくよく見てみた。

 

カロリー0、プリン体0、アルコール0だって。

 

じゃあこの飲み物には何が入っているの?

 

とは言え自分だってカロリーを気にして飲むのやめようかと思ったくらいなんだから、需要があるだろうことに疑いはない。

 

でもビールって何だっけ?

 

飲んでみるとさわやかな香りが広がり、トマトジュースのような味がした。これが虚無の味。

2022冬クール[ドラマ・アニメ感想]

既に5月も終わろうとしているが2022冬クールのドラマ・アニメの中で最後まで観たものの感想。

途中で視聴をやめたものもあり、途中で一度感想を書いておけばよかった。今季からはそうしている。

 

ドラマ

恋せぬふたり

恋人のフリをする話で、あ、そういう感じ?と構えてしまった。が、それでなあなあにして何とか生活していく話ではなく、真面目なドラマなのだと認識した。

 

初期のカズくんとか誇張されすぎではと思わなくもなかったけど、物心ついてからずっと毎日毎日分かり難い常識にうんざりさせられていることを凝縮したら、確かにこうもなるか。もうひとつ、いくらなんでも恋愛でここまで他人をぞんざいに扱えるだろうか…と思ってた千鶴ちゃんのルームシェア中止のくだりも実は別の理由だったし。

その後、もし分かってもらえたら、の先が描かれていたところが見どころだった。分かってもらえたら、では自分は分かろうとできるか、向き合ってどんな答えを出すことができるか。

咲子のイノセントで前向きなキャラクター、根がいい人の多い世界がやや物足りなかった。相互理解や自分の選択を諦めなくて良いということにフォーカスしているんだからそういう作品であると言われればその通りなので、完全に自分の趣味の問題。小説『正欲』くらい辛辣だと見てられなかったかもしれないし。

高橋一生さんがいると、デフォルメが効いてる感じもするのにグッと日常に寄る感じもあって不思議な感じ。

 

子供を作るとか欲しいとかいう話は性的な話につながると思うので高橋さんに聞けないのはそりゃそうだと思うんだけど、なんで子供の話になると性的なことに関係ないことになっちゃうんだろう。アロマンティックアセクシャルではなくても、一般的に当たり前とされている性愛の常識に対して何か変だな、違うな、と思うことは色々ある。子供の話以外にも。

 

鎌倉殿の13人(1クール目時点)

学生時代にまともに勉強しておらず日本史をしっかり学ばなかったので、気軽にざっくりとした歴史の流れを学べて良い。描写のどこまでが史実なのかは確認しておく必要があるけど、歴史を学ぶ時に何が難しいって流れを掴むのが一番難しいので、俳優さんの顔のイメージと併せた人間関係から出来事を学べるのは大きい。一瞬しか登場しないような人物も木村昴*1だったり濱正悟*2だったりするので、知っていれば印象に残る。

 

成人してから大河をまともに見たことがなかったんだけど、流石に日本で一番金がかかってるドラマだな…と思ってるけど違うのかな。子供の時分は家族が見ているのをなんとなく一緒に見ていた。平家のなんか海が見える屋敷みたいなところだけちょっと作り物感が強すぎた。そういう装飾の部屋なのか、海が見えてるのか判断しかねている。

登場人物が自分勝手だったり感情的だったり首尾一貫してなかったり揺らぎが多いのは三谷節なんだろうか。描写がコメディに寄りすぎていないので、リアルな偶然性みたいに感じられて結構好きだ。

あとはキャスティングも良い。皆ハマっている。小栗旬さんってこんなに柔軟に色んなことができる俳優なんだな。北条時政の結構めちゃくちゃなのに人間臭さが強くて全然嫌な感じがせず寧ろ好感度が高いのも、脚本はもちろんのこと俳優さんの力も大きい。

 

例に漏れず、これからは義経の活躍が楽しみ。フィクションの義経は色んなパターンがあるけど、見た目は判官贔屓バリバリ効かせられそうっぽいのに中身が全然そうじゃないのは初めて見るパターンかもしれない。頼朝は坂東武者との間に埋めがたい溝があって、義経はあんな感じだけど源氏としての連帯感があるっていうのが良いままならなさ。

 

真夜中にハロー!

アイドルに助けてもらう、っていうコンセプトには共感するのだが、ステージの上の彼女たちが一番魅力的だと思っているので、あんまり観客と同じような目線で話してしまうとなんか違うと思ってしまう。ファンからアイドルへのコミュニケーションは一方的なものと思っているので、彼女たちがステージに立っているところを見ると何という訳でなく心に強く響いてしまって、結果支えになってくれる、という感覚が自分としては近い。

そういう意味だと、アイドルから特定の観ている人へ意識が向きすぎているのも、違和感が大きかった理由かもしれない。歌っている時の撮り方も、アイドル側の「見られている」という意識が強い時の方が好きなので。juiceのひとそれ回はステージの上で歌うのを主人公が観客として見る形式だったので好き。それはそれとしてjuiceは最終回近くまで出番がなくて焦った。ファンなので。

 

各話の主人公はハローの曲に出てきそうな、どこか不器用な感じの女性が多かった。ただこの話だったら他にもっと合う曲があるような、という回もあったので、全てが曲での当てがきではないような気がしている。お父さんの回あって不思議に思ったけどあれは元々娘の方が主人公だったりしたのかな。でも状況的にはお父さんが頑張るところだろ、という。

最終回の、ミサキちゃんがアクスタに向かってお母さんをよろしくって言ってるところと、友人の扉がオープニングのオチャノーマに繋がるところが好き。

 

となりのチカラ

松本潤さんが父親を演じているのを見て時の流れを感じた。花男で時が止まってしまっている。2005年。ウッソォ…

チカラくんの慌てふためき悩み落ち込む姿が、タイトルからして来年の大河『どうする家康』と似たような香りがしているが果たして。

 

一昔前ならさして目新しくもないご近所人間ドラマってことになりそうなんだけど、人様の事情に口を出すことが良くないこととされる今だから、やることに意味がある作品になっている。と思う。

細かいことが気になったり、結果を予想すると何もできなくなったり、それで何かしたとして、果たして力になれるだろうか。寧ろ邪魔になるのではないか。お金出せる訳じゃないし、責任も持てないし。今、人の助けになりたいと思っても、実際に行動を起こすまでのハードルはめちゃくちゃ高い。作中、主人公はほっといてくださいとも言われまくっている。

フィクションだけど基本的に無茶はせず、諸問題はそう簡単に解決しない。でも相談、対話、人との関わりそのものに力があるということを描いた作品だった。

実際、現実に相談に乗ってくれる人がいたら、解決しなくても少しだけ気が楽になると思う。チカラくんもそれを目指している。

でも相談を受ける人の立場になると、多分かなり距離感が難しい。相手を怒らせたり、不快な気分にさせたりすることを避けられないだろう。それって別にご近所問題じゃなくても、人との関わりの中では必然なのだ。

ただ今の自分が人付き合いのコストを節約しているから、本作が途方もなくフィクション的であるように感じてしまう。これだけのコストをかけられるのは、そういうことが好きな人間だけ。やろうと思えば自分にもできることがあるかもしれないけど、今のところ全く余裕がない。

 

気になったところ。

中越家の問題解決はそれでいいの!?

ちょっと拍子抜けしてしまった。おばあちゃんを施設に入れる話は現実的な選択が必要になっただけに。

あとチカラくんが解決するってことになってるけど、あかりちゃんがしばらく1人で頑張っていたにしても協力しないのかなとか。

 

マリアさんの妊娠中絶の話

男の同意がないとできないっていうのが引っかかってしまってムカついてしまった。現状そういう病院が多いんだからこういう描写になるのはそうなんだけど。男の責任とか言う前に自分の身体のこと自分で決めさせなよ。マリアさんが本当に産みたくないって思ってたら最悪の展開じゃん。

 

・上条くんの件

解決バランスに納得がいかず……土下座なり就職先の世話なりもっと頑張らないといけないほどのことをしているよ、管理人さんだけじゃなくて住民も。上条くんに偉そうなこと言ってないでもっと申し訳なく思ってくれ。

 

アニメ

東京24区

PSYCHO-PASS』っぽくはあるけどまだあそこまでガチガチに管理されてない、その手前の世界の話。

RGBのキャラ付けも聖女のようなアスミの存在もコッテコテにフィクションのアニメっぽいのだが、政治や選挙の都合やらカバ先生が死んだやらシュウタがずっと悩んでるやらの題材とミスマッチな気がして入り込めなかった。

シュウタは凡庸で迷ったり悩んだりすることが仕事なんだろうけど、あまり他二人と釣り合いが取れていないようにも思った。リアルであるとも言えるけど、やはりつい見てしまうような魅力があって欲しかったというか。コッテコテじゃないところに惹かれたい気持ちがあった。

 

キャラクターデザインがハイキュー!!っぽい。これもアニメっぽい。カットの繋ぎが凝ってるのが良かった。これもアニメっぽい。カルネアデスのデザイン最初見た時にしょっぱいなーと思ったけど、取って付けた役割なのでわざとだったみたい。

 

時光代理人

美しいアニメ。構図も凝っててカッコいい。中国の風景が馴染んでて、海外アニメっていいな。色味があんまり見たことない感じ。

たまに絵の動きが自主制作っぽい感じになる時があるんだけど、プロの絵と比べてどこでそう判断してるのか自分でもよくわからない。動きのぶつ切り感とか?でも枚数少なくても感じさせないものもあるし…動きの動線かなぁ。

1クールで終わるのかと思ったらそうじゃなかったのでちょっと残念。

 

鯖喰いビスコ

これ、ラノベ原作だったのか。画の迷いのなさから絵がある作品が原作、またはオリジナルアニメなのかと思ってた。世界観が作り込まれていて楽しい。

ミロとビスコが喧嘩するところとか、シンプルなことを丁寧にやるシーンの演出で盛り上がった。丁寧じゃない回は何が起きてるのか見ただけでは分からない時もあった。ビスコとミロの顔が好きなんだけど、丁寧な回は顔も美しくて眼福。

 

ビスコとミロがこれはもうデキてるだろ……と思っていたので原作のネタバレを踏んで驚いたのだが、7話で納得。パウーがビスコをしっかり口説いてるし、これは好きになっちゃうわ!ビスコ可愛いじゃん!しかしその後のビスコとミロの信頼関係の描写にも唸った。いややっぱりデキてる。

 

何人か違和感というか、声優さんが無理に声出してる感じがするキャラがいて喋る度にひっかかってしまった。

ビスコが死んでミロが1人になった時、EDの歌唱も1人になってたのがミュージカルみたいで良かった。

*1:輪るピングドラム』、『ピンポン』好き

*2:ルパパトと『恋せぬふたり』で覚えた

シン・ウルトラマン[映画感想]

シン・ウルトラマン感想。

ネタバレる可能性あります。

 

前回のあらすじ。予習の為にウルトラマン全39話を観たらウルトラマンも科特隊もすっかり好きになってしまった。いやウルトラマンのことは元から結構好きでした。ハッハッハッ…

 

 

 

 

 

 

 

で、シン・ウルトラマン

思ったことは色々あるんだけど、何よりも、

 

ウルトラマンがなんで人間を好きになったのか全然分からない。

 

その違和感が一番が大きかった。

見守り続けたいと強く願われるような、愛おしいとか面白いとか思えるような魅力が、禍特対に、人間にあったとは全く思えない。神永が子供を庇った、の一点くらい?*1禍威獣の対応もほぼ打つ手なし、で終わってしまっているし、政治に巻き込まれたり国同士の力関係がどうだのと、自主的な成長を見守りたい、という期待を持てるような状態には思えなかった。寧ろ下劣な品性や絶望的なまでに自滅に向かう醜態ばかりを晒したような。

 

いや〜人間には希望があるとかそんな悪いところないとか思ってないけどさ、ウルトラマンの命を懸けるほどの何かがあったと、この映画観てる間だけは思わせてほしいのよ。

リアリティレベルを上げたことで寧ろ感情的な部分の説得力に欠けてしまったように思う。禍威獣を倒すほどの技術を人間が持っていないこともあるだろうけど、それでも最大限やることやるんじゃないの。倒せなければ人のいないところへ誘導するとかはさ、科特隊もやってたじゃん。外星人と交渉するなら、政治的な都合以外で、理想の為にどうしたいのかに誰かしら苦心してほしかったよ。いきなり諦めてばかりじゃん。わかるよ、これが現実だもんね。でも非現実的で荒唐無稽でいいから、ウルトラQのくだりを、人間は弱いなりになんとかやってってんだってのを、ウルトラマンにも見せあげてほしかったよ。滝くんとイデ隊員の神頼みに至るまでの差が大きすぎる。こんなにTVシリーズと同じことをやるなら人間側の描写に拘ってほしかった。上映時間とか予算とか色々都合あるんだろうけど、早々にウルトラマンの正体が割れたり神永がほぼウルトラマンになってるのは、上映時間内にこのストーリーを収める為のアイディアだよね?だからやっぱり、何とかしてほしかった。

最終的にウルトラマンが死んだことがただただショックだったのも、釣り合いが取れていないと感じたからだと思う。ウルトラマンに共感できたならきっと感動して泣いただろう。

 

その他所感。

ウルトラマン初登場時の顔が絶妙に不気味。好きなリアルさだ。カットによってどのタイプのマスクを参考にしたのかが違って見える時があった。初登場時はAっぽい気がする。

ウルトラマンと人間でコミュニケーション取りすぎで神性が失われている。もしかして私はウルトラマンをアイドルみたいに思っているのか。

・ハヤタ隊員はウルトラマンと一体となっている間も彼自身の自我が強かったように思うが、本作の神永はほぼウルトラマンだった。地球に残ると言い出した時、神永の人生を奪ってしまうことに関してはなんとも思わなかったんだろうか。

・それを見て逆に、ハヤタ隊員の中のウルトラマンは、変身する少し前からだけ身体のコントロールを得ていたのかもしれないと思った。ウルトラマンが、変身しかない、と思った時から代わるとか。

・CGのヌルッとした質感に慣れないのもあったが、ウルトラマンと怪獣の重さが失われているように見えるところに一番違和感があった。実際に地面に足がついて、プロレスできる特撮の強み。

・予告で使われてたカットが一番カッコよかった。

・手前の物で画面を狭くする構図の技法、好きだしウルトラマンっぽさも出るんだけど多すぎた。

ウルトラマンの声がなかったのは大分寂しかった。

メフィラス星人が変態行為とか手段を選ばないとか言ってて価値観が日本人に寄り添いすぎと感じた。ウルトラマンは外星人なので体臭を嗅がれると恥ずかしいという気持ちはないんだろう*2と思ってあのシーンをスルーしてたのに、違うんだろうか。

・最後、変身止め絵カット(戻しも)を入れてくれたのは嬉しかった。作風的に難しそうだったから。

ウルトラマン、やっぱりスタイルいいなぁと思ったらクレジットを見た感じベースは古谷敏さん?やっぱりスタイルいいなぁ…

高橋一生さんの声ってどこに出てた?シン・ゴジラのキャラがいたのか?

・主題歌のM八七はウルトラマンの消えた世界の寂しさと希望と生きる上で必要な強さが表現されていて、切なくなるけど少し嬉しくもなる不思議な曲。

*1:しかもその時だけ、禍特対の人間が実働部隊のような動きを、しかも単独で取るのも謎すぎた。作戦とか分析の担当なのかと。

*2:ウルトラマンって体臭なさそうだし

ウルトラマン予習した[特撮感想]

シン・ウルトラマンに備えて、ウルトラマンを予習した。世代的にはリアルタイムで視聴できたのがティガ以降。円谷プロの配信サイトですぐに観られて、なんとも便利な時代になったと改めて感じる。

 

GWに全39話をバーッと観たのだが、普通にハマってしまった。

そもそも、特撮方面には詳しくないが、昔からウルトラマンのデザインが好きで、ウルトラマンの登場シーンばかり集めた総集編?のビデオを繰り返し観ていたのだった。ゾフィー兄さんがずっと喋るやつ。多分これ。ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団 - Wikipedia

ウルトラマン、美しい…

 

所感。

ウルトラマンがハヤタ隊員と一体となったのは事故が原因だったのか…割とウルトラマンとしっかり会話してて驚いた。

・変身する時の静止画のカット(拳を前に出したポーズ)がかっこよくて好きだけど、シン・ウルトラマンではやるんだろうか。ノリが合わなそうだから無理かな…

・科特隊の作戦は結構失敗率が高く*1、でもウルトラマンに頼ろうという想定が全くないのは、放送されてる事件はうまく行かなくてウルトラマンが来た時のもので、そうじゃない時もあるからなのかもと思った。つーかウルトラマンが登場する仕組み知らないんだから頼りようがないか。

・と思ったらイデ隊員はそれで悩んでた。キャップ以下皆立派だけど、ジャミラの件然りしっかり悩む彼の姿は魅力的だった。

Wikipedia情報によればウルトラマンスーツアクターはデザイナーの方が強く希望した方を指名したらしく、道理で美しい訳だ。手脚が細く長い。ザラブ星人の偽ウルトラマンと、はっきりとは並んでいないけどスタイルに差がありそうだった。こんなぴっちりしたスーツもし自分が着たら大事故だ。

・怪獣の被害に関して、登場人物が何らかの責任を感じてなんとかしようとするシーンが辛いな。こんなんどうしようもないよ。気持ちはわかるけど。

・なんとなく不穏に終わる回が印象深い。ガヴァドンの回でたくさんの子どもたちの落書きに囲まれたり。ジラースの回のなんとなく悲しい感じとか。

・なんか構図がかっこいいな〜と思った回は円谷一監督回だった。映画っぽかったり奥行きがあったり。

・構図が面白いな〜演出もバキバキだな〜なんだこのリズム感は〜って思った回は実相寺昭雄監督回だった。初回であるガマクジラの回は、反射を使うことに拘られてたりフジ隊員の顔をねっとり撮ってたりしてなんだこれはって思った。ガヴァドン回の土管で奥行きを出すカットがかっこよかったな…

22話尖ってんな!と思ったらやはりだった。怖い。

好きなのはスカイドン回。

・もし庵野監督がこのあたりから影響を受けているのならば、エヴァを観てなんとなくザワザワした気持ちになるのは構図のせいなのかも知れない。画面の半分以上が主役以外の何かで埋まってたり、不思議な形になってたり。

・大きさがいいよねウルトラマンウルトラマン光の戦士なのに夜の方が映える。夜だからこそか。

ウルトラマンに変身してる時のハヤタ隊員の描写がさまざま。いなくなったり気絶してたり。31話では変身する時にビルぶっ壊してた。道義的にどうなの…となるかもしれないが、画的にかっこよくて気持ちよかった。

*1:ネロンガの回で発電所普通に壊されてたのも、ゴモラの回で大阪城だけは守らなければ!からソッコー壊されてたのも、あまりにあっけなかった。壊してナンボの映像であるのは分かるのだが。

ごろチキがグランドメニューになってた

ごろチキファンだけれども、コロナ禍になってからというもの外食の機会が減り、松屋はテイクアウトが出来るけどもそもそも外に出る機会も減り、特に期間限定のごろチキとはすっかりご無沙汰だった。

今はどうやらごろチキをやっているらしいということで一念発起、もしかしたらもう終わってるかもな〜と思いつつ買いに行ってみたらばなんと、グランドメニューになったって店頭に書いてあるではないか!歓喜!いつでも食べられる……?感謝。外食のカレーの中で一番好きです。二番目と三番目は近所のインドカレー屋のマトンマサラカレーとチキンドピアザカレー。

 

こんなに喜んでおきながら、いや興奮してたからなのか、ごろチキをテイクアウトしたことをすっかり忘れてセルフサービスの割り箸と紅しょうがと七味をもらってきてしまった。完全に牛丼装備じゃん。

予備の使い捨てスプーンがあって良かった。今日のごろチキも美味しくて幸せ。

まとめ2[小説感想]

小説の感想。ネタバレあり。後半2本はミステリなので注意ください。

今年全然本読めてないかも……小説以外も。そういう時もあるか。

 

村上龍限りなく透明に近いブルー

村上龍好きなのに何故か今まで読んでなかった。初めて読んだ『半島を出よ』が面白くて好きになった。オードリー若林の『社会人大学人見知り学部卒業見込』を読んでそういえば、と思って手に取った。

正直に言うと見たくない世界が拡がっているのだが、リュウが全身で世界を感じているので、見ざるを得ない。見て見ぬふりもしているところも含めて見たくないのだ。

全体的に暴力的だけど特にセックスの描写が酷くて、この世界には快感という概念が存在しないのではないかと思う。ちらりちらりと天国覗いている気もするけど、あまりわからない。呆然としてたら終わってしまったみたいな。評価を見てみると、その時代を生きていないと分からない部分も大きそうに思う。

あんまりわからなかったために、巻末の綿矢りさの解説に唸ってしまった。なるほど……と思ったけど、自分に馴染まなかった時ほど全てに納得してしまうので、自分の思いが纏まる前にこれを読むのは良し悪しな気がする。

地の文にセリフが乗るところ、セリフの息継ぎがない時のリズムがやっぱり好き。

 

砂川文次『ブラックボックス

小説は体験、を体感した。

主人公の人物像があまりにも自分とかけ離れていて本来一生何も掠らないだろうことなのに、ロードバイクに乗っている時の心情描写が巧みで、分かったような気分になり引き込まれた。新鮮だった。

あまりにも大きい世界に身を置いてもがくような息苦しさがある。コントロールの効かない自身の衝動も、コントロールできないことへの執着や苛立ちも、生々しい。世界を諦めない人間への羨ましさすら感じた。

 

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

残酷で凄惨で、事実がベースにある作品特有の濃厚さだった。

多分、女と男の間に全く相容れることができない、ものすごく大きな断絶があるのだろうと思う。今も。恐らくある程度事実がベースになっているだろうことだけに本当辛い。ただ登場人物に深く感情移入して入り込めるようなシーンはあまりなく、女がテーマの一つであればこそそういうシーンを求めてしまった。

 

早見和馬『笑うマトリョーシカ

ぐいぐい読まされた。清家一郎のキャラクターを好きなんだと思う。自分だけで作り上げる自分など居ないし、完全に他人の操り人形な自分も居ない。同感する。人を語る時に、その人を形作る何か一つの正しい答えを得ようとする姿が滑稽にも思える。

そして他人の内心など本来何一つ分かっていなくて、自分から見た他人でしかないということを思い知らされるとワクワクする。分かっていると思っていないと不安な癖に、こう裏切られると嬉しい不思議。

空っぽの人間が政治家に向いているっていうのは本作に限らず言われることがあるけど、イマイチよくわからない。政治家に必要とされる資質というより、そもそも何をする職業なのかがぼんやりとしか分からないからだと思う。掴みがたい仕事。

 

新川帆立『元彼の遺言状』

サラッとした読み口。

主人公の剣持麗子のキャラクターもさっぱりしてて良いんだけど、解決までサクサク進むだけにもう少し詳しく彼女がどんな人間なのかに引っかかりたくて、そこを物足りなく感じてしまった。本人の独白でなければ、周りの人からの守銭奴、怖い人的な評価以上の視線はどうなっているのかとか。

剣持麗子シリーズで続編があるようなので、この期待が筋違いであって、そちらで深まっていくものなのかもしれない。

 

米澤穂信『黒牢城』

歴史ものでミステリと聞いてはいたものの、どう融合するのか全く想像がつかなかった。まさか安楽椅子探偵が登場するとは思わなかった。なるほどしっかりミステリ。千代保のやったあれこれも官兵衛が謎を解く頃には上手い塩梅で流してしまっていた。しかもこういう風に人物と時勢に踏み込んだミステリは初めて読んだので新鮮だった。当時ならではの登場人物の想いも滑らかに理解できた。

官兵衛の甘言で村重の脳内に広がる夢の景色があまりにも淡く甘く幸福に満ちていて、逆にもうどうにもならないことをくっきり浮き彫りにさせ、哀しくて印象深かった。思ったより酷いことにはならなかったけど。

2022春クール感触[ドラマ・アニメ感想]

2022春のドラマとアニメを数話観た時点での感想。開始前の作品は後日追記予定。

 

ドラマ

私のエレガンス

3話まで視聴。

前作『俺のダンディズム』を観ていないが特に心配なさそう。一話の中に2回レッスンがあってサクサク話が進むし、不思議と安心して見られる。

ファーストサマーウイカさんの顔が大好きなので、エレガントに着飾った彼女を見るためだけにでも観られそう。EDのデコトラで歌ってるのも飛ばさずに見惚れている。

マダムのエレガント感も素晴らしい。バレリーナすごい。サロンドマリーのシーンは毎回構図がキマっている。

服飾に詳しくないので、サラッと豆知識を得られるのも良い。ココ・シャネルを好きな人が多い訳だなぁ。

 

俺の可愛いはもうすぐ消費期限⁉︎

1話視聴。

テーマが気になったのとりほりほ目当てで観ている。りほりほは今まで観た中で1番本人のキャラと共通点が少ない役っぽい。山田くんはめちゃハマっている。ように見える。

おじさん達が主人公にメロメロで、個人的にはあるあるだなと思った。あんまり世間一般でイメージない気がするけど、顔が綺麗な男を好きな男性って結構いる。性愛的な意味でなくて。そしてこれ主人公が女性だったら色々と無茶苦茶になりそうだなとも思った。そう色々と。

顔以外のステータスは頑張ってみたものの平均で、本人も顔だけが取り柄だと思っているという設定もいいな。中身は普通の人で、どう展開していくんだろう。

ある程度コミカルでデフォルメされていないと観るのが辛くなりそうなテーマを含むので、30分枠というのも胃もたれせずちょうど良い気がする。

錦鯉の渡辺さんが「なぜかまさのりさんではなく自分が呼ばれた」みたいなことを仰っていたけど、そりゃ渡辺さんの方が重役顔だからなぁ。まさのりさんは芸人顔だと思う。顔顔顔。

 

持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜

開始次第追記予定。

 

ちむどんどん

5話まで視聴。

観ようと思って観た訳ではなく、なんとなくテレビをつけている時間帯に放送されていた。

全話継続視聴は難しいかもしれないけど、ご飯の話が好きなのと、この時代の沖縄の空気感、やんばるの雰囲気を感じてみたい。

 

アニメ

群青のファンファーレ

2話まで視聴。

モンキーターン』的なものを想像していたがどうも違うようで、もう少しフィーリング的な描写や主人公の生い立ちにフォーカスしているっぽい。

もっとゴリゴリのスポーツ業界ものが見たかったがそういう作品ではなかった*1のと、『俺の可愛いはもうすぐ消費期限⁉︎』と時間が被っていて録画できないので2話までで視聴ストップ。

 

魔法使い黎明期

2話まで視聴。

アニメでは自分が普段見なさそうなものを何本かセレクトしていて、そのうちの一本。

絵柄は派手めだけど話は割と実直な印象。流行りのファンタジーで女性キャラだけゴテゴテキラキラしてる上に急所の露出度が高いと浮いてて気になってしまうんだけど、本作はやや気になるくらい。服のデザインがキャラクターに合ってるのと、色味と髪型が馴染んでるからかな。あと主人公も申し訳程度に露出している。

桑原智監督ということで、蘇るゼアルの悪夢……いや好きなんだけど。

 

ヒーラー・ガール

2話まで視聴。

普段見なさそうなもの2本目。

元になっているコーラスグループがあることを知らなかった。

ミュージカル調で歌自体がテーマのひとつだけど、音楽の素養がないためかハマれていない。もう2話くらい観て見どころが分からなければ視聴はストップしようかと思っている。

分からないってなんだよ、って感じだけどそういうこともある。

 

四畳半神話体系(再放送)

2話まで視聴。

うーん面白い。今のところ1番楽しみ。いい具合に不親切で続きが気になる。今のところ話の筋がよく分からんのだけど、観ている時に頭で考えすぎずに映像表現に身を委ねてどっぷり入っていけるような感覚がとても良い。

マインド・ゲーム』『ピンポン THE ANIMATION』が好きなんだけど、同監督作品という括りでは観ていなかった。他の作品も観てみようかな。

EDが入り含めてカッコいい。

 

恋は世界征服の後で

2話まで視聴。

デス美さんがどこからどう見ても可愛いので、なぜ不動以外はデス美さんを可愛い扱いしないのかが謎。いや熊肉食ってても可愛いは両立するから、単純に熊肉好きらしいって言われてるだけの可能性もあるよね。2話で不動が高校生ということが判明し驚き。2人とも社会人に見える。

ブコメらしいラブコメを久しぶりに見ているけど、設定がフィクション要素強めなので痒くならず素直に鑑賞できている。気がする。

OPの田村ゆかりボイスの可愛さが強調された曲が良い。EDのデス美さんが可愛い。

*1:学園ものと思えば確かにこうなるのかもしれない